
最近WEB漫画などで「S系男子」や「肉食系」など、エッチに対してガツガツした男性を描写する漫画が増えたように思います。
それに比例してなのか、カップルの間でも、ちょっとSMしたいみたいな・・・
軽い拘束や、言葉責め、大人のおもちゃでエッチなど「ソフトSM」のような、初心者でも手軽に始められるSMが、少しずつですが人気になってきたように思います。
ですが、初心者の陥りやすい問題として取上げられるのが、専門の道具を使わずに、生活用品店などで仕入れて、見よう見真似でするカップルも多いのでは無いでしょうか?
しかし、それはきわめて危険です!!
「蝋燭とか縄なんて、そこらへんですぐ手に入る!!」
と思っていると、思いもよらない事故に繋がるかも。
専門の蝋燭は熱くない!
皆さんが想像するSMの象徴としてあげられるのが「蝋燭」ですよね。
相手を亀甲縛りにしておしりをスパンキング、追い討ちとばかりに蝋燭の蝋をたら~り!
しかし、それは確かに代表的なSM行為ではあるのですが、決して初心者が真似して良いものではありません!!
その代表例が「蝋燭」です!!
よく知られている話ではありますが、SM専用のロウソクと普段つかっている一般的なロウソクというのはまったくの別物で、SM専用に作られたロウソクは融点が低めに設定されており、火傷を引き起こすほどの高温にならないといった特徴があります。
値段も最低300円からで
「100均で買ったほうがリーズナブルじゃん!」と思うかもしれませんが、仏壇やケーキに使うロウソクや、アロマキャンドルなどは融点が高くかなり熱く、一般的にはお腹や腕、太ももなどの部位に垂らすことで深刻な火傷など痕になりやすいなど、多少コスパはかかるかもしれませんが、SM用に作られた蝋燭を使用する事をオススメします。
縄はAmazonや楽天で専門の縄を買うべし
拘束に使う縄ですが、王道は麻縄(あさなわ)です。麻縄とは文字通り、麻糸をいくえにも編みこんで作られた縄のことで、入手の手軽さと質など、今でこそコスパに優れた合成繊維によるより丈夫で細い縄など増えてきましたが、それでも一度しばると緩まないことや独特の手触りなどが、今も昔も親しまれる要因の一つと言えるでしょう。
さて、そんな麻縄(あさなわ)ですが、買ったままの状態でそのまま人を縛るのにつかうのには実は向きません。ホームセンターで売られている麻縄というのは主にジュート麻と呼ばれる素材を元にした麻縄であり、そのまま使うと縄本来の毛羽立ちがチクチクとしてしまい、肌を傷つける原因にもなります。
人によっては、かゆみを生じる場合もあり、使用する前は毛羽立ちを取り除いてさらに油を染み込ませることで肌触りをよくするという加工をしなければなりません。
そういた工程などが大変だと感じる場合は、通販などでSM用の麻縄を購入することをオススメします。
こういった縄はAmazonや楽天で購入も可能ですので『麻縄(処理済)』と掲載されているものを選びましょう。
道具にこだわり相手を思いやってこその『SM』
M(マゾヒスト)の性質は「満足のM」。
ムチで打たれたり暴言を吐かれたりと、肉体的・精神的な支配を受けることで快感を得ます。心理学的には自分の欲求を追及したい人のことだそうです。
逆にS(サディスト)の性質は「サービスのS」。
相手の快楽を引き出して快感を得るのです。そのために、ムチで打ったり暴言を吐いたりという行為を行います。好きな相手を自分好みにするために調教を行う、という愛のあるいじめが基本です。
つまりは、双方お互いのニーズが合っていなくてはSMは成り立たないのが基本です。
虐めるのが・・・虐められるのが・・・
と言われるかもしれませんが、いき過ぎればそれは拷問になります。
傷つけてこその『S』傷つけられてこその『M』と思わず、双方楽しめるSMを目指しましょう!!